暗号通貨の資金調達といえば、
ICOを想像する人が多いでしょう。
ですがそれとは別の手法が、
今、中国と韓国を筆頭に、
流行ってきているのです。
トークンを使った資金調達である、
ICOが禁止されている中国と韓国で、
取引所トークンを使った別の形態の資金調達です。
IEO
(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)
が、ひそかに流行り始めています。
IEOとはトークンを使った資金調達の一種で、
ICOと異なり、
取引所の利用者しか売買できない仕組みです。
取引所がトークンの事前審査などを行うため、
詐欺的なトークン販売で利用者が騙されることが
なくなると期待されています。
韓国の取引所ProBitは今年2月に、
独自の資金調達プラットフォームを立ち上げ、
20以上のIEOを通じて既に200万ドル
(約2億2000万円)を調達しています。
また、中国のBW.comも
中国の禁止措置にもかかわらず、
IEOプラットフォームを立ち上げているとか。
こうした取引所の手口として、
小規模な額での資金調達を複数回繰り返すことで、
禁止措置として見られないのだそうです。
韓国の取引所の関係者が
匿名で語ったところによると、
「どれくらい長続きするかは分からないが、
以前より規制環境は良好である」
とのことです。
それに、
今年はBinanceやhuobiなどの、
大手暗号通貨取引所も相次いで独自の
IEOプラットフォームを立ち上げており、
暗号通貨全体で見ると弱気な相場が続く中、
IEOでの資金調達は好調で、
トークンの価格も軒並み上昇しているという事実もあります。
取引所のお墨付きをもらっているトークンであるいうだけでも、
何の後ろ盾もない、ICOよりは信頼度が高いことが要因の一つと言えるでしょう。
日本で考えた場合には、ICOはバブルと詐欺の中心だったということもあり、
イメージが良くないため普及していくのは難しそうですが、
世界的に見た際には、
今勢いのあるIEOは要注目です。
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